なかなかゆっくりお休みを一緒に過ごせない旦那と夜ごはんに中華街へ。せっかくのデートなのだからまずいものは、食べたくない。っていうかいつでも結局まずいものは食べたくないわたしなのですが。ということであまたある中華料理店をじっくり品定め。大通りのみならず、ネオンのまぶしい細すぎる小道をのぞきこんでみたり。ふと旦那の顔をうかがう。そろそろお店に入らないと、空腹は最上のソースという気休めのことばが通じなくなる、という不安が頭をもたげたころ、一軒の古びたお店と出会う。それが海員閣だった。扉の上の店名を表すフォントはクラシックでかわいい。お店の外にメニューがない。中の様子をうかがおうにも長年の油がうっすら付着しているのか料理まではよく見えない。商品サンプルを並べるべくショーケースには段ボールやらなにやら関係ないものが積まれている。ただ外に並んでいるお客さんの顔は期待に満ちていて、この小さい汚い店にまつわる楽しそうな噂をしている。私たちはこの店を選ぶことにした。「美味しいそう」というより、「この店なら入っても何かしらインパクトありそう」と考えた。変な考え方かもしれないけど、普通の美味しさのお店に入るぐらいだったら、美味しくなくてもあとで笑い話になるようなお店のほうがいい、そんな風に思えた夜だったのです。そう久しぶりのお出かけなのだから。というわけでほどなくして店に案内されると、通されたのは丸い8人掛けのテーブル。相席だった。よくよく店内を見回すと4人掛けの四角いテーブルも2人ずつの相席にさせられている。そしていざメニューを手に取る。行列の前のお母さんがいっていた名物料理の「エビのからに」はこのお店の雰囲気からは想像もつかない価格でなんと4000円。気になったけれど身分相応が私たちの信条。注文は850円の牛バラ麺と480円のシューマイ、瓶ビールに落ち着く。実はほかにも食べたかったが、コーンスープでさえ1900円といいお値段なのだ。いよいよ料理がやってきて、気になるお味は・・・、これが美味しい!!牛バラ麺は、びっくりするほどたくさんの柔らかいお肉がのっていて、スープも八角がきいていて全然くどくない。細く丸い麺とも絶妙に調和している。上品。わーーーー♪幸せだなー。ようやく一息ついて、店内をみまわすとやっぱり古っぽい。壁にかかっているセイコーの時計なんかは、知らないうちにアンティークになっちゃいました、ってかんじ。二階へとつながる階段の下が会計スペースなのだけど、そこには背中のまがったおばあちゃんがすっぽりおさまっている。階段の裏側(つまり斜めになった低い天井)には手書きの電話番号などの連絡先や、階段わきスペースには積まれたスポーツ新聞。まるで小さい部屋。会計はなんとそろばんだった・・・。おばあちゃん、何十年もこの階段の下で働いているんだなあと、不思議というかなんというか、ひとりの人生を垣間みたと思った。
なかなかゆっくりお休みを一緒に過ごせない旦那と夜ごはんに中華街へ。せっかくのデートなのだからまずいものは、食べたくない。っていうかいつでも結局まずいものは食べたくないわたしなのですが。ということであまたある中華料理店をじっくり品定め。大通りのみならず、ネオンのまぶしい細すぎる小道をのぞきこんでみたり。ふと旦那の顔をうかがう。そろそろお店に入らないと、空腹は最上のソースという気休めのことばが通じなくなる、という不安が頭をもたげたころ、一軒の古びたお店と出会う。それが海員閣だった。扉の上の店名を表すフォントはクラシックでかわいい。お店の外にメニューがない。中の様子をうかがおうにも長年の油がうっすら付着しているのか料理まではよく見えない。商品サンプルを並べるべくショーケースには段ボールやらなにやら関係ないものが積まれている。ただ外に並んでいるお客さんの顔は期待に満ちていて、この小さい汚い店にまつわる楽しそうな噂をしている。私たちはこの店を選ぶことにした。「美味しいそう」というより、「この店なら入っても何かしらインパクトありそう」と考えた。変な考え方かもしれないけど、普通の美味しさのお店に入るぐらいだったら、美味しくなくてもあとで笑い話になるようなお店のほうがいい、そんな風に思えた夜だったのです。そう久しぶりのお出かけなのだから。というわけでほどなくして店に案内されると、通されたのは丸い8人掛けのテーブル。相席だった。よくよく店内を見回すと4人掛けの四角いテーブルも2人ずつの相席にさせられている。そしていざメニューを手に取る。行列の前のお母さんがいっていた名物料理の「エビのからに」はこのお店の雰囲気からは想像もつかない価格でなんと4000円。気になったけれど身分相応が私たちの信条。注文は850円の牛バラ麺と480円のシューマイ、瓶ビールに落ち着く。実はほかにも食べたかったが、コーンスープでさえ1900円といいお値段なのだ。いよいよ料理がやってきて、気になるお味は・・・、これが美味しい!!牛バラ麺は、びっくりするほどたくさんの柔らかいお肉がのっていて、スープも八角がきいていて全然くどくない。細く丸い麺とも絶妙に調和している。上品。わーーーー♪幸せだなー。ようやく一息ついて、店内をみまわすとやっぱり古っぽい。壁にかかっているセイコーの時計なんかは、知らないうちにアンティークになっちゃいました、ってかんじ。二階へとつながる階段の下が会計スペースなのだけど、そこには背中のまがったおばあちゃんがすっぽりおさまっている。階段の裏側(つまり斜めになった低い天井)には手書きの電話番号などの連絡先や、階段わきスペースには積まれたスポーツ新聞。まるで小さい部屋。会計はなんとそろばんだった・・・。おばあちゃん、何十年もこの階段の下で働いているんだなあと、不思議というかなんというか、ひとりの人生を垣間みたと思った。
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